webマーケティングって?

【実例付き】webマーケティングに向いている人・向かない人

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“webマーケティングの仕事に興味はあるけど、自分に向いているのかな?”

“自分にはwebマーケティングの仕事はできるのかな?”

結論から申し上げますと、webマーケティング、webマーケターという職種には向き・不向き、適性があります。

そこで今回は、

「webマーケティング業界で活躍したいと思っているけど、自分に適性があるのか不安…」

という方に向けて、現役webマーケター視点とこれまで現場で出会った向いている人・向いていない人の実例も併せて紹介していきます。

この記事を読んでいただければ、webマーケターという職種が自分に合っているかどうか、webマーケティング業界に転職をすべきか判断できることでしょう。

「…そもそもwebマーケターってどんな人?」という方は下記を参考に。

 

この記事を書いた私は…

webマーケター
愛甲太樹
webマーケター
愛甲太樹
理学療法士から独学でwebマーケターに転身(2015年~)。
現在、事業会社でwebマーケターとして活動する傍ら合同会社webコンサルタントの代表として企業のwebマーケティング・コンサルティングを請けています。

webマーケターとして活躍できる人・向いている人

webマーケティング思考法

webマーケターの仕事内容というのは下記の記事で紹介しているように非常に幅広く多様にありますが、どんな人でも活躍できるということはありません。

webマーケティングの世界には向き・不向きは確実にあります。

そこで、本章では現役webマーケター視点と一般的に言われている【webマーケターに向いている人】の特徴や素質について紹介していきましょう。

なお、ここから5つ紹介しますが全て当てはまっていなくても十分webマーケターとしては活躍できます。

webマーケターに向いている人の特徴5選

1.論理的、ロジカル、合理的※最重要※

2.心理学が好き、思いやりがある

3.コツコツ、地道な人

4.没頭癖、コリ性

5.好奇心旺盛、調べ癖

1.論理的、ロジカル、合理的 ※最重要※

webマーケティングは、様々な数値やデータをもとに過去、現在を分析し将来を【筋の通ったストーリー】として見通す力が必要になります。

「A=B、B=CだからA=Cといえる!」

といったように、ロジカルに話の道筋をつけて物事を考えたり、話したりする人はwebマーケティングの世界では活躍できるでしょう。

また、この論理的、ロジカル、合理的といった素質が最も重要となります。

2.心理学が好き、思いやりがある

マーケティング施策を成功させるうえで、心理学や思いやりが重要なポイントになります。

「見込み顧客が【なぜ】購入したのか?or購入しなかったのか?」

“購入したor購入しなかった”という事実は数値やデータを見ると分かります。

しかし【なぜ】購入したor購入しなかったのか、という【なぜ】という部分は数値やデータでは表れません。

見込み顧客の立場に立って、どのような心理状況なのか推測する必要があります。

売る側の視点と同時に、買う側の気持ちを理解できなければそれは“押し売り”です。

webマーケティングとはいえ、人対人であることは常に意識しておきたいですね。

3.コツコツ、地道な人

IT、web、マーケティングと聞くとある種“魔法”のように結果が出る、と思われることも少なくありません。

しかし、実際は“コツコツ、地道”型の仕事であり、そのような人が結果を出して活躍しています。

【P-D-C-Aサイクル】という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

・P=PLAN、仮説
・D=DO、実行
・C=CHECK、検証
・A=ACTION、改善、修正

この4つの作業サイクルをPDCAといいますが、マーケティング、webマーケティングは常にこの流れで進捗します。

ポイントは“A=ACTION、改善、修正”です。

“改善、修正”があるということは、

「一発で全てうまくいって、魔法のような結果が出る」

ということは想定はしていません。
(毎回、超うまくいく気持ちでは取り組んでいますが…)

常に修正、修正…を重ねてその結果、気付けば大きな成果が出ている。

これがwebマーケティングの実情です。

4.没頭癖、コリ性

webマーケティングが“利益がすぐに出る魔法”でない以上、常に改善・修正が求められます。

そのためには、何が【一番】課題になっているのか?数値やデータから見つけ出し、そして改善策まで導きださなければなりません。

ここで重要なことが【一番】というところです。

事業を行っていれば、間違いなく【複数】の課題を抱えることになります。

ただし、全ての課題を一気に解決できることはありません。

どの課題を優先して解決したほうが業績が一番伸びるか?検証してシミュレーションをする必要が出てきます。

複数の改善策をシミュレーションし、没頭して考える抜く必要があるでしょう。

自分の好きなことに対して「つい周りが見えなくなるくらい没頭してしまう」という方は間違いなく先天的な没頭癖があるといえます。

このような方は、ぜひwebマーケターを目指してみてはいかがでしょう。

5.好奇心旺盛、調べ癖

イメージ通りとにかくIT、webの世界は変化が激しいです。

新たなweb広告が出たり、またはひっそりとサービス終了になったり…

例えば、2021年末頃にGoogleが新たな“P-MAX広告”というものをリリースしました。

「へぇ~」

で終わるか、

「どんなものなんだろう?今すぐに使えるかな?」

といったようにすぐに調べるのか、この積み重ねが知識やマーケティングの引き出しの数に影響します。

とにかく興味を持って調べる!といった癖がついている人はwebマーケターになっても早い時流についていけるでしょう。

webマーケティングの現場でも、

「ググれ」

が口癖の人は多いです。

実際にいた!未経験から“超”活躍した大学生

私がECコンサルティング会社にいたときに出会った、論理的で人の心理を推測することに長けた“超”活躍したインターン生(大学生)を紹介します。
(EC=通販、楽天市場やAmazonなど)

どのくらい活躍したのかというと、現場のコンサルタントがインターン生である彼の提案を採用してしまうほどの優秀さでした。

webマーケティング、特にベンチャー企業の場合インターン生という時給で働きながら研修などを受けて社会人経験を積むという制度を敷いていることがあります。

私が属していた企業は、その一環でインターン生が実際のクライアントに模擬の提案を行うというものがありました。

もちろん、インターン生なので現場のコンサルタントには足元にも及ばないことが普通です。

しかし、“超”活躍した彼は違いました。

男性用育毛商品を女性に販売する!?

その彼が担当したのは、育毛関連の商材を取り扱っている企業の売上をさらに伸ばす施策の模擬提案を行うというものです。

育毛関連の商品は“薄毛に悩む中年男性”がターゲットというのが一般的で、その企業も同じでした。

しかし、彼はその企業の購買者の約3割が女性客であるということをデータから突き止め、「今後は女性に多くのweb広告を配信しよう」という提案を行いました。

ここで重要なポイントは敢えて“女性向けの育毛商品を開発して販売しよう”という結論に至らなかった点です。

なぜ男性向け商品を好んで女性客が買うのか?

実は育毛商品業界にはすでに女性向け商品はあります。

しかし女性向け育毛商品は“薄毛で悩む女性は少ないのでイマイチ売れない”というのが一般的な考えなのです。

なので、多くの企業が男性向けの育毛商品を男性に絞ってweb広告を配信し、男性客の奪い合いが熾烈になっている状況でした。

ですが、女性向け育毛商品がある中、一定数男性向け商品を敢えて好んで買う女性客がいることも事実です。

ではなぜ、女性向け商品がある中で敢えて男性向け育毛商品を女性が買うのでしょうか?

インターン生の彼の推測は、

「薄毛で悩む女性は、男性よりも悩みが深刻。だから女性向けの“柔らかなイメージ”の商品より、強力そうでいかにも効きそうな男性向け商品をネットでこっそり買いたいのでは。」

というものでした。

結果…翌月売上20%増!

【事実1】
女性が男性向け育毛商品を買っている。

【事実2】
世の中には女性向け育毛商品はあるがイマイチ売れない。

【仮説1】
大手他社が女性向け商品を出してもイマイチ。
ということは、今から女性向けを販売しても厳しいだろう。

【仮説2】
それでも女性が男性向け商品を買うのは、
「薄毛で悩む女性は、男性よりも悩みが深刻。だから女性向けの“柔らかなイメージ”の商品より、強力そうでいかにも効きそうな男性向け商品をネットでこっそり買いたいのでは。」

【提案】
今ある男性向け商品を、そのまま女性に向けて宣伝しよう!

【結果】
翌月20%売上増!

このように、データからロジカルに道筋を立てて、人の心理を読み解くことができれば未経験であれ活躍できるのがwebマーケティングの世界といえます。

しかし、一方でやる気はあるけどwebマーケティングの世界で活躍できない、向かない方がいることも事実です。

webマーケターには向かない人

webマーケティングに向かない人

ここからは、一般的に言われている“向いていない人”に加え、現場を見ているwebマーケター視点も併せて解説します。

また、実際にこれまで出会った「向いていないだろうな…」と思った事例も紹介していきましょう。

なお、“向いていない人”の場合は、ここに紹介する特徴に1つでも当てはまると結構厳しいかと思います。

厳しい現実をお伝えしますが、これからwebマーケターを目指す方には、ぜひ現実も知ってほしいと思います。

webマーケターに向かない人の特徴3選

1.データ、数値よりも直観重視

2.一発逆転志向

3.儲け第一志向、テイカー志向

1.データ、数値よりも直観重視

webマーケティングにおいて直観が全てダメとは言いません。

別の機会にお話ししますが、あのユニクロも「ひょっとしたら世界を狙えるかも」という根拠がない直感から始まっています。

ですが、webマーケティングの基本・共通言語は数字で、データや数値を見ずして一個人の感覚で判断するのは非常に危険です。

また、データや数値などの客観的な事実を見ずに判断する人の特徴として、

「何となく」

「個人的には」

「多分」

などが口癖で、主観や個人の感想を軸に物事を判断しようとし、ロジカルな考え方が苦手な傾向があります。

ただし、このような方はwebデザイナーなど独創性や直観、センス、経験が重視される職種では活躍することが多いです。

2.一発逆転志向

先ほどもお話ししましたが、webマーケティングはすぐに・誰でも・簡単に・売上/利益が爆増する“魔法”ではありません。

ひたすらPDCAサイクルの中で、コツコツ地道にテスト施策を繰り返します。

そうしてコツコツ地道に行った結果、インパクトのある良い結果をもたらします。

ただし“インパクトのある良い結果”の裏には、その10倍、100倍もの数の“上手くいかなかったこと”があります。

この“上手くいいかなかったこと”を分析しながら改善・修正を加え続けるのがwebマーケターです。

ただいつの時代も“インパクトのある良い結果”しかクローズアップされません。

webマーケティングに取り組めばすぐに売上・利益が爆増するという思いがあるのであれば、相当ギャップが生じるでしょう。

日常的に一発逆転の何かがある!という志向を持ちがちな方には不向きな職業です。

3.儲け第一志向、テイカー志向

はっきり言って、webマーケティングの最終目的は【儲ける】【利益をもたらす】ことです。

ですが“儲け第一”では上手くいかないのがwebマーケティングのややこしいところといえます。

大事なことはまず第一に【顧客に何を/どんな価値を提供できるか】という志向(ギブ志向)を持つこと。

先ほどの“思いやり”を持つことに通じています。

そもそもwebマーケティングでもたらされる売上・利益というのは、顧客に提供した“価値”に対する対価です。

なので売上/利益は、何かしらの価値を提供してからでないと発生しないということになります。

自分が得たいのであれば、まずは他人に【価値】を提供すること。
(ギブ→テイク)

ちなみに…

冒頭でもお伝えした通りwebマーケティングの最終目的は【儲ける】【利益をもたらす】ことです。

なので…

1.価値を提供して、儲からないこと
→ボランティア

2.価値を提供して、儲かること
→ビジネス

3.価値を提供せずに儲かること
→詐欺

といえるでしょう。

価値を提供して儲ける、というバランス感覚を持っていないとなかなか厳しい職業です。

webマーケターを諦めたwebデザイナーの話

私が以前、出会った男性webデザイナーの話です。

webデザイナーというとwebサイトのデザインを主とする職種で、自分が制作したデザインがどのくらい売上に貢献しているのか見えづらい側面はあります。

一方で、webマーケターはSNSでインフルエンサー施策を立案したり、web広告を配信したりと仕事内容が売上と密接している場合がほとんど。

そこでその男性webデザイナーは、売上にダイレクトに関わる仕事がしたいとwebディレクターに転向しました。

「数字を見ることが苦痛だった…」

webマーケティングの世界は数字が全てといっても過言ではありません。

自分がしたいことではなく、データや数値に基づいて論理的に施策を決めていきます。

日々、パソコンの前で数字とにらめっこという状態になり、数字を見ることが苦痛だとそれだけでストレスになるでしょう。

結局、その元webデザイナーの男性は、

「自分には数字を見て物事を判断することが苦手だと分かった。最後は数字を見ることが苦痛だった…」

そういってwebデザイナーの職に戻り、その後はこれまでどおりwebデザイナーとして活躍しました。

向き・不向きが分かりやすいのがwebマーケター

webマーケターは、はっきりと“向き・不向き”が出る職業といえるでしょう。

もちろん、経験を積むことで慣れることもありますが、先ほどのwebデザイナーのように諦める方も多いのが実情です。

特に“数字を地道に扱う”と聞いて拒否反応が出てしまう方には、なかなか難しい現実があります。

私自身、webマーケティングという仕事が好きで、これからwebマーケターへの転職を考えている方を全力で応援したいと思います。

ですが一方で、向かないことに気づいて諦めてしまう人もいるという厳しい現実があることも理解しておいて損はないでしょう。

向いていているかも?!という方はぜひwebマーケの世界へ

webマーケティングのイメージ

ここまで読んでもなお、

「自分はwebマーケ向いているかも!?」

「webマーケティングやってみたい!」

と思える方は、はじめは知識がなくても・経験がなくても後々うまくやっていけます。

これは断言できます。

先ほどの大学生のように、未経験でもwebマーケティングの世界に飛び込んでみたら、とてつもない才覚を表す人が出てくるのもwebマーケティングの面白いところといえます。

というのも、webマーケティングで重要なことはweb広告が配信できることでも、分析ツールが使いこなせることでもありません。

そういったことは、後で覚えればよいことです。

重要なことは、ロジカル/論理的に考える力で、これが全ての基礎になります。
(むしろこれがなければ、ただのツールを操作できる人でマーケターと呼ぶには程遠いでしょう…。業界に結構います!)

未経験でweb業界に入ると業界用語(ボールを投げる、トンマナなど…別の機会に業界用語特集をやります!)や聞いたこともないようなツールを使うことになり、もちろん初めはわからないことばかりでしょう。

そして、webマーケターといっても、PM(プロジェクトマネージャー)やコンサルタント、ディレクターなど細かに役割が分かれていたりもします。

また、webマーケティングの仕事の範囲は相当に広いです。

ですが、基礎となる“ロジカル/論理的に考える癖”をもっていれば、物事を正しい順序で理解して対処できるので一人前のwebマーケターになることは案外難しくはありません。

それでも…

webマーケ楽ありゃ苦もあるよ

ここからはオマケみたいな話ということで…

どんなにwebマーケティングに向いていても楽しいことや、やりがいを感じることもあれば苦労することも…。

マーケターが組んだ施策が当たった時は、会社の命運が変わるほどのインパクトがあります。

本当に凄いです!

「お金ってこんなに一気に流れてくるんだ…唖然」となります。
(webマーケターになってぜひ体験してほしいです。)

一方で、何度もお話しする通り、日々パソコンの前で数字を見ながら修正/改善/見直しの連続ですし、webに詳しくない上司やクライアントにいくら噛み砕いて話しても話が通じなかったりなど…。

どんなに向いていても、苦労することはあるんだ、ということはぜひ覚えておいてください。

また、webマーケティング業界のきつさ/大変さを先取りしたい方は是非、下記の記事も参考に。(現場の結構リアルな内容になっています。)

まとめ

まとめ

《webマーケターに向いている人5選》

1.論理的、ロジカル、合理的※最重要※

2.心理学が好き、思いやりがある

3.コツコツ、地道な人

4.没頭癖、コリ性

5.好奇心旺盛、調べ癖

全てに当てはまらなくても大丈夫です。
(もちろん、複数当てはまればなおさら素質はあるでしょう。)

しかし、webマーケティングの基礎は“論理的/ロジカル/合理的に物事を考える力”です。

なので、“論理的/ロジカル/合理的に物事を考える力”は最低限あった方が良いです。

一方で…

《webマーケターに向かない人3選》

1.データ、数値よりも直観重視

2.一発逆転志向

3.儲け第一志向、テイカー志向

このような方は、webマーケターという職に就けても相当苦労しますし、自ら諦める方も多いというのが現実です。

簡単ではありますが、それでも

「webマーケティングに関わりたい!」

「webマーケターに向いているかも!」

と思うのであればぜひ目指してみてください。

ここまで読んで興味がある方はきっと才覚があるはずです。

未経験でも、素質があると活躍できる世界がwebマーケティング。

苦労することも多々ありますが、大きなインパクトを社会に残すこともできる仕事です。

ぜひwebマーケティングの世界に飛び込んでみてはいかがでしょう。