webマーケティング超・初心者向け用語解説シリーズ
~インプレッション編~
マーケティングをイチから学ぶならまずは【言葉】を知ることから。
今回は、webマーケティング業界では毎日1,000回は耳にする「インプレッション」について図解を用いて解説いたします。
そのほかの用語に関しては、
を、参考にしてください。
この記事を書いた私は…
愛甲太樹
ちなみに2014年まではWordに文字を打つことしかできませんでした。
現在、事業会社でwebマーケターとして活動する傍ら合同会社webコンサルタントの代表として企業のwebマーケティング・コンサルティングを請けています。
インプレッション(数)=ユーザーに表示された回数
【インプレッション数=表示回数】
インプレッションとはwebマーケティングの例でいうと…
- サイトが検索エンジン上で表示
- SNSの投稿がタイムラインに表示
- 広告がタイムラインや検索エンジン、webサイトに表示
- ユーチューブ動画がタイムライン/おすすめ動画に表示
といったように、ユーザーにコンテンツが表示された状態を指します。
また、マーケティング業界では、インプレッションのことを、
“インプ”
“imp(インプ)”
“IMP(インプ)”
と呼んだり、表現したりします。
PV(ページビュー)やアクセスとはどう違うの?
PV/アクセス数は、ユーザーに表示(インプレッション)され、その後クリックされてコンテンツの中身に訪問された回数のことを指します。
なので、インプレッションはコンテンツ(記事や動画、商品ページ)の中身をみられる前、あくまでユーザーの画面上に表示されただけなのです。
リーチ数と区別せよ!
インプレッションに近い意味で、
“リーチ数”
というものがあります。
違いはというと…
インプレッション数=表示された回数
リーチ数=表示された人数
図解すると、
この場合、
リーチ数は、Aさん/Bさん/Cさんの3名に広告表示したので、
【商品:Xの“広告のリーチ数=3”】
となります。
一方でインプレッション数はというと、
- Aさん→商品:Xの広告が1回表示された
- Bさん→商品:Xの広告が3回表示された
- Cさん→商品:Xの広告が5回表示された
1+3+5で、
【商品Xの“広告のインプレッション数=9”】
となります。
インプレッション数はどこで確認できる?
インプレッション数の確認は媒体ごとに異なりますが、一般的には媒体の管理画面で「表示回数」「合計表示回数」といった表現をしている箇所でインプレッション数を確認できます。
一例でありますが、下記をご参照ください。
webサイトの場合は“Google search console”
赤枠部分「合計表示回数」がインプレッション数にあたる部分です。
検索エンジン上で“自分のwebサイトが何回表示されたか?”を確認できます。
ただし、リーチ数を確認することはできません。
【費用】無料
【場所】ホーム>検索パフォーマンス
Facebook/Instagram広告の場合は“ビジネスマネージャー”
赤枠「インプレッション」にて表示され、Facebook/Instagram広告は、リーチ数も確認できます。
また、そのほかのSNS広告(TwitterやTikTok)もほぼ同様で、ビジネスマネージャー(管理画面)にて確認できます。
【費用】無料(広告費は別途)
【場所】ビジネスマネージャー>ビジネス設定>広告マネージャー
Google広告の場合は“Google広告管理画面”
赤枠「表示回数」にてインプレッションが表示さ、リーチ指標という項目からリーチ数を確認できます。
Yahoo!広告に関しても、ほぼ同様です。
【費用】無料(広告費は別途)
【場所】管理画面ホーム
インプレッションから何がわかる?
webサイト、SNS、広告、動画などインプレッション数を知ることで何がわかるのでしょうか?
また、インプレッション数が多いと、または少ないとどうなのか?この辺りを解説していきます。
インプレッションが多いと…
インプレッションが多いということは、それだけ人の目に触れる機会が多くなるということです。
人の目に触れることが多いと、
- サイトやアカウント、商品を覚えてもらいやすい
- ページに訪問、購入、フォローしてもらう機会が増える
といったメリットがあります。
実際に、テレビCMでも何度も、何度も目にする商品は嫌でも覚えることでしょう。
(購入するかどうかは別として)
また、そもそも自分のサイトや投稿、広告が人の目に入らないことには、その先ページに訪問してもらうことや、フォローされることもありません。
インプレッションは“ユーザーと接点を持つチャンスの数”といえます。
インプレッションが少ないと…
インプレッション数が少ないということは、それだけユーザーと接点を持つ機会が少ないといえます。
そうなると、
- サイトやアカウント、商品を覚えてもらいにくい
- ページに訪問、購入、フォローしてもらう機会が減る
ということが起こりえるでしょう。
ただしインプレッションで重要なことは“数”ではない!
では、インプレッション数が多ければ、多いほどいいのか?
実は、そうとも言い切れません。
マーケティングで重要なのは、インプレッション(表示)された後のユーザーの行動がより重要視されます。
例えば…
インプレッション数が多いのは“投稿A”
しかし。
インプレッション後に多くのユーザーから「いいね」をもらったのは【投稿B】
多くの「いいね」をもらうことを目的にしたとすれば、今回は【投稿B】の方がうまくいったと考えます。
このように、必ずしも
“インプレッション数が多いこと=良いこと”というわけではない!
ということは覚えておきましょう。
インプレッションの先には…
インプレッションの先。
それはインプレッションしたものに対してどのくらい反応(クリック)してもらえたか?
その指標となるのがCTR(クリック率)。
次回のwebマーケティング超・初心者向け用語解説シリーズはCTR(クリック率)について解説していきます。
もっとwebマーケティングを学ぼう!
今回は、マーケティング用語“インプレッション”について超・初心者向けに解説してきました。
学ぶには、まず【言葉】から!
ただし、言葉を知っているだけでは、webマーケターになれるわけでもありませんし、稼げるわけでもありません。
実践で使えるまでスキルアップできて初めてwebマーケターとしてスタートラインに立てるのです。
ぜひ、もっともっとwebマーケティングを深堀りしてみましょう。
超・初心者向けのwebマーケティングスクールをまとめてありますので、ぜひ覗いてみてください。