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“IT/web業界の経験は全くないが、この業界にキャリアチェンジしたい”
“webマーケターとエンジニアがweb業界に存在しするというのはわかったが、今から目指すならどっちがいいの?”
結論、今からキャリアチェンジするのであれば、総合的に見てwebマーケターがおすすめです。
ただし、両者ともに仕事内容が全く異なるため、向き不向きはあります。
最終的にどちらが自分に向いているのか判断しやすいように、様々な切り口でwebマーケティングとエンジニアを比較してありますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事を書いた私は…
愛甲太樹
ちなみに2014年まではWordに文字を打つことしかできませんでした。
現在、事業会社でwebマーケターとして活動する傍ら合同会社webコンサルタントの代表として企業のwebマーケティング・コンサルティングを請けています。
全く違う!【仕事内容の違い】
仕事内容を見比べて
- 自分はどちらがしたいのか
- もしくは自分に向いていそうか
判断できるので、まずは両者の大まかな仕事内容の違いを知ってください。
webマーケターの仕事
webマーケターの仕事は、一言で“売れるための仕組みづくり”。
“web広告の配信”
“SNSの運用”
といったイメージがありますが、これらはあくまで商品やサービスを販売して利益を出すための手段です。
webマーケターの一番のメインは、
- 目標設定
→3か月後に売上1,000万円など - 現状分析
→現状は売上400万円で赤字…など - 課題の抽出
→現状と目標にどんな差があるのか?
→何が差の原因なのか? - 施策立案/実行
→何をしたら目標に近づけるのか
→目標達成のためにweb広告を配信など - 進捗確認/修正
→うまくいっているのか?
このように、売れ続けるための計画づくりになります。
そのために、様々なweb上のデータを集めて分析して“効果的な一手”が何なのか、探し出し目標達成まで突き進まなければなりません。
なので、売上や利益などの目標を達成できたのか否かがwebマーケターの評価になります。
エンジニアの仕事
エンジニアの仕事は、一言で“プログラミング言語でモノづくり”。
エンジニア/プログラマーといっても、プログラミング言語も、作り出すことができるものも様々。
例えば、
- 言語:Python(パイソン)
→アプリケーションの開発、人工知能、データ解析など - 言語:Java(ジャバ)
→Webサービス、業務系システム、スマホアプリなど - 言語:PHP(ピーエイチピー)
→掲示板・ショッピングカートなど備えたwebアプリ
このように、プログラミング言語が異なれば、できることも異なります。
なので、エンジニアを目指すうえで、何をしたい/作りたいのかを決めてから、どの言語を学ぶべきか模索することになるでしょう。
エンジニアは“作る”ことが仕事ですので、決められた期日までに不具合なく完成させることで評価される職種になります。
どちらも悪くない!【年収の違い】
結論、正社員の年収においてはwebマーケター/エンジニアともに大きく差はありません。
(若干、webマーケターの方が高いです。)
フリーランス/副業においては職種より、個人差が大きく関わるのでここでは一旦、正社員の年収に絞って解説します。
また、webマーケター/エンジニアに関わらず、正社員の年収は地域/業界などで差が出てきますが、これに関しても区別せずまとめて平均値を算出しています。
※以下、転職サイトdoda参照
webマーケターの平均年収&年代別平均年収
平均年収:445万円(+32万円) | |
20代 | 381万円(+17万円) |
30代 | 491万円(+10万円) |
40代 | 619万円(+56万円) |
50代以上 | 709万円(+137万円) |
※()内はエンジニアとの差
エンジニアの平均年収&年代別平均年収
平均年収:413万円(-32万円) | |
20代 | 364万円(-17万円) |
30代 | 481万円(-10万円) |
40代 | 563万円(-56万円) |
50代以上 | 572万円(-137万円) |
※()内はwebマーケターとの差
学習/転職の【難易度の違い】
難易度が高いということは、挫折する人も多くなります。
ここでは、未経験からwebマーケター/エンジニアになる場合の比較を解説していきます。
学習の難易度
webマーケティング<エンジニア
webマーケティングの場合、営業や販売員といった“売る”経験をしたことがあったり、普段からSNSに触れていたりするとマーケティングのイメージがしやすく身につきやすいです。
一方、普段の生活でプログラミングによって作られたシステムやサービス(SNSやYouTubeなど)を使っていても、その裏側のプログラミング言語触れる機会はほとんどありません。
なので、プログラミングは最初の概念を理解することでつまづく方も多いです。
このように普段の生活でなかなか触れることのないプログラミング言語を扱うエンジニアの方が学習難易度は高いといえるでしょう。
転職の難易度
webマーケティング≦エンジニア
未経験からの転職の場合、エンジニアの方が若干難易度は高いです。
ただし、webマーケティングも近年は以前より転職の難易度は上がっています。
webマーケティングは、これまでは販売員や営業といった“売る”経験をしているとポテンシャル採用で全くの未経験でも採用されることは多々ありました。
しかし、近年は歴は浅い経験者やwebマーケティングスクールで学んだ卒業生などが多く転職市場に流れ込んでおり、全くの未経験者を採用する企業は少なくなっています。
学習コストはどちらもそれなりに大きい
webマーケターもエンジニアも、今から目指すのであれば専門のスクールで学ぶことがスタンダードであり近道です。
ここからは、それぞれの目安の費用/期間について解説していきます。
未経験からwebマーケターになる目安費用/期間
目安費用:30~50万円
目安期間:3~8か月、300時間
おおよそ、未経験転職を目的としたwebマーケティングスクールの目安です。
転職目的のwebマーケティングスクールの場合、転職サポートの厚さで費用が異なることが多く、中には転職保証や求人紹介を行っているスクールもありますが、プログラミングスクールほど学ぶカリキュラムの内容は大きくは変わりません。
近年、webマーケティングスクールが多く設立されていますが、未経験転職を目的とする場合、
- スクールの転職実績
- 業界内でのスクールの知名度
があるとなお有利です。
これらを踏まえて、未経験転職に強いおすすめのスクールは以下の3校。
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未経験からエンジニアになる目安費用/期間
目安費用:50~80万円
目安期間:5~10か月、500時間
未経験転職を目的としたプログラミングスクールは、webマーケティングスクールよりも費用/期間ともに大きいです。
ただし、習得するプログラミング言語によってカリキュラムや費用/期間は変わってくるという認識は持っておきましょう。
また、もう一つの特徴としては、webマーケティングスクールよりも、スクールの数が多いことにあります。
エンジニアとして未経験転職を目的とするなら下記の2校がおすすめです。
この2校は、業界最大級の受講者実績を誇るプログラミングスクールで、未経験からエンジニア転職を検討しているのであれば、ぜひ無料相談を受けてみることをおすすめします。
どちらも独学はNG
webマーケターにしろ、エンジニアにしろ未経験から転職/フリーランス/副業を目指すのであれば独学はNGです。
その理由は、
“独学の9割以上が挫折する”
からです。
もちろんスクールに通えば、大きな費用と時間がかかるでしょう。
しかし、今より年収が上がることを考慮すると費用は十分回収できますし、時間にしても独学よりはずっと短くて、かつ遠回りしなくて済みます。
何なら、費用に関しては返金保証のあるスクールも多く存在します。
将来、回収できる費用の捻出を渋って、今までと何ら変わらない生活を送るよりは、必要経費と割り切った方がいいです。
何事にもそれなりの先行投資は必要だと思います。
webマーケティングとエンジニアの良い所/大変さ比較
ここからは、一般的によく言われる各職種の良い点/悪い点について紹介します。
もちろん、職場や企業、業種によって異なるので、あくまで参考程度に。
webマーケターの良い所/大変さ
- 仕事が売上/利益と直結して成果が見えやすい
- 時には社運を変えるほどの大きな成果を出すことも
- 副業/独立しやすい
- 事業会社だと残業はかなり少ない
- 年収は比較的上がりやすい
- 代理店、コンサルティング会社だと残業が当たり前
- 結果に対するプレッシャーは大きい
- すぐに大きな結果が出ると思われがち
webマーケティングと聞くと、
- バズる
- 売上急増
というイメージを持たれ過剰に期待されることが多いですが、実際は地味なデータ収集や分析が日常です。
ただ、その地味な作業から事業の課題が見え、そしてその課題解決のマーケティング施策が大きく利益に貢献することも。
こういったときにやりがいや楽しさを感じ、また年収が上がったり昇進したりするのもwebマーケターの良さといえます。
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エンジニアの良い所/大変さ
- モノづくりの楽しい/やりがいを実感できる
- プロジェクト完了時の達成感
- 世界中どこでも働けるスキル
- チームで達成感を共有
- 独立/副業がしやすい
- 慢性的に残業時間が長い
- 急な仕様の変更要望
- 離職率は結構高い
エンジニアはwebマーケターと異なり、納期までにモノが完成して初めて評価される職業。
ここでwebマーケティングと適性が分かれるところ。
また、最先端の技術を常に学習し刺激も多く、日々変化のある生活を送ることができるでしょう。
webマーケターになって必要に応じてプログラミングがベストか
結論、キャリアチェンジしたいのであれば、まずはキャリアチェンジしやすいwebマーケティングが良いでしょう。
その後、必要があれば追加でプログラミングを学習しても大丈夫です。
もちろん、ここまで読み進めて
「webマーケティングは向いていないな…」
という方は、エンジニアを含め他の道を選んでも良いかと思います。
しかし、
「どちらか決めかねているが、とにかくIT/web業界にキャリアチェンジしたい」
というのであれば、まずは難易度/コストが低く、かつ年収が高いwebマーケティングでキャリアチェンジすることをおすすめします。
まとめ
迷ったら、webマーケティングの道を優先することをおすすめします。
やはりエンジニアと総合的に比較してキャリアチェンジしやすいからです。
webマーケター | エンジニア | |
仕事内容 | 売れる仕組みづくり | プログラミング言語でモノづくり |
平均年収 | 445万円 | 413万円 |
学習難易度 | エンジニアよりは低い | webマーケターよりは高い |
転職難易度 | エンジニアと同等または低い | webマーケターと同等または高い |
学習費用目安 | 30~50万円 | 50~80万円 |
学習期間目安 | 3~8か月、300時間 | 5~10か月、500時間 |
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