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“webマーケティングの仕事に興味があるけどイマイチ何をするのか分かっていない。”
“webマーケターが具体的にどんなことをしているのか知って、改めて興味が持てそうか?webマーケターを目指すべきか?考えたい。”
今回私自身の経験を元にwebマーケターの仕事内容を、どこよりも詳しくそしてweb業界未経験の方にも分かりやすく解説していきます。
はじめに申し上げますとwebマーケターというのは非常に守備範囲が広いです。
なので、全ての業務を一人のwebマーケターが全て行うということは通常ありませんが、必ず解説する業務の中からいくつかを行うことになります。
「webマーケターの仕事内容がぼんやりとしたイメージしか持てていないので、転身するべきか迷っている」
このような方がwebマーケティング業界へ踏み出す大きな判断材料になることができる記事となっています。
ぜひ、最後までお付き合いください。
「…そもそもwebマーケターってどんな人?」という方は下記を参考に。
この記事を書いた私は…
愛甲太樹
ちなみに2014年まではWordに文字を打つことしかできませんでした。
現在、事業会社でwebマーケターとして活動する傍ら合同会社webコンサルタントの代表として企業のwebマーケティング・コンサルティングを請けています。
webマーケティングって何するの?
まずwebマーケティングとは何かを簡潔にまとめると…
【webを通じて顧客と商品/サービスを適切に、かつ効率的にマッチングさせること】
▼参考記事▼
この“マッチング”のために様々なwebマーケティング業務が発生します。
ここからwebマーケターになったら行うであろう“マッチング”を行うための仕事を具体的に解説していきましょう。
全webマーケター共通の仕事内容
webマーケティングというと、
「web広告を配信するのかな?」
「SNSを使って情報発信をするのかな?」
というイメージを持たれている方も多いでしょう。
間違いではありませんが、これらは全て“マッチングのための手段”です。
この“マッチングの手段”として
- 何を行うのか?
- (web広告など)継続すべきなのか?
選定や決断を行うことがwebマーケターとしての第一の仕事となり全webマーケターが行っていることになります。
また、この仕事がその後の結果に最も大きく影響し、webマーケターの能力差が顕著になりやすいところです。
(すごく地味でスポットが当たりにくい仕事ですが職人技が光る部分なので個人的にはすごく楽しい仕事だと思っています。)
目標設定/現状分析/課題の発見
まずは【いつまでに】【何を達成】するのかを決めます。(目標設定)
例えば…
- 半年後に月商1,000万円
- 3か月後に会員登録100人
などなど…
この目標設定がなければ“何のために・何をするのか”を選定できなくなります。
次に現状分析で、今の現状を洗い出します。
- 現在、月商600万円
- 現在、登録会員数20人
といったように。
そして、【目標】と【現状】の“差”が課題となるわけですが、これだけでは終わりません。
「なぜ目標と“差”があるんだろう?」
「この“差”は一体何なんだ?」
といったように考え、次のようにwebツールを使って原因特定を行います。
例えば…
- 販売サイトに人が来ていない
- 登録画面までは多くの人が来ているが、登録途中で入力を諦める人が多い
ちなみにここでよく使われる代表的なwebツールは…
(今は覚えなくてもいいですが知識の片隅にでも)
- Googleアナリティクス
- Clarity
- ECサイト管理画面
…などなど
計画立案
【目標】と【現状】の“差”を生んでいる原因が分かれば次に、
「何をしてこの“差”を埋めて目標を達成しようか?」
を、決める計画立案を行います。
例えば…
- 販売サイトに人が来ていない…
→web広告を打って人を毎月500人集めよう! - 登録途中で諦めてサイトから離れられている
→登録項目を少なくしてみよう!
といったように“差”を埋める手段を決めることが必要です。
(ITベンチャー企業あるある…差を埋める手段を“アクションプラン”といったりも)
そして、決めた施策が“どのように推移して目標まで到達するか”数値目標に落とし込みます。
実際に私は下記のようにGoogleスプレッドシートを活用して計画管理をしています。
ちなみに…
「こんなの出来っこないよ…意味が分からん」
と、思われていることでしょうが当たり前です。
今の段階で、この作業ができなくても全く問題ありません。
何なら「Googleスプレッドシートってなんだよ…」という状態でも十分webマーケターにはなれますのでご安心を。
あくまで、普段こんなことをしていますよ、という雰囲気が伝わればOKです。
施策準備/実行
“差”を埋める“手段(=施策)”が決まれば次は準備です。
例えばSNS広告を配信すると決めたら…
- 広告用の画像を準備
→webデザイナーに制作依頼を行う - 配信日までに広告審査に通す
→広告担当のマーケターに入稿依頼を行う - 広告配信開始
といったように流れと準備するものを洗い出し、各担当者に【いつまでに】【何が必要】かを共有します。
実際に私は下記のように施策準備をガントチャートにしてチーム内に共有しています。
もちろんですが、
「ガントチャートってなんだよ…」
「こんなの作れねぇ…」
の状態でもwebマーケターに転身することはできますのでご安心を。
進捗確認/効果分析
立案した施策が動き出したら進捗確認と効果分析です。
「計画通りに施策が進んでいるか?」
「計画通りに目標に近づいているか?」
【目標】を達成するために行っている施策です。
計画立案どおりに進捗していればそのまま継続となります。
ただし、毎度毎度うまく計画通りにいかないのがビジネスの世界。
計画より大幅に遅れている場合は、【計画】と【現状】を把握し“差”を生んでいる課題の発見を行い計画や施策を見直します。
webマーケターが行う施策や手段
課題を発見し、目標を達成するための具体的な手段/施策をご紹介します。
ここでも難しそうな管理画面などが出てきますが、いずれwebマーケターになれば当たり前に使いこなすことができるようになります。
あくまでwebマーケターの仕事内容を感じ取るといった意味合いで読み進めてみてください。
web広告配信/運用
検索エンジンで検索したときに出てくる広告やwebサイトに表示されるディスプレイ広告(画像や動画の広告)、SNSのタイムラインで流れてくる広告など。
▼web広告の例▼
自分のサイトに訪問者を集めて購入を促したり、商品/サービスの認知度を高めるために打たれる施策です。
webマーケターとして広告の効果が出ているか?というのも重要ですが、広告予算の管理も重要になってきます。
ちなみにweb広告媒体の代表例は…
- Google広告(YouTube広告を含む)
- Yahoo!広告
- TikTok広告
- Meta広告(旧Facebook広告、Instagramを含む)
…など。
また、楽天市場やAmazon内にも運用型広告があります。
今後ECサイトを扱うwebマーケターになる方は扱う可能性もあるでしょう。
SEO対策
SEO(エスイーオー)対策とは、検索エンジン最適化というもので、一言で言えば検索エンジンから自社のサイトにより多くの人が訪問するようにすること。
検索順位をできるだけ上位に表示をさせたり、検索で自社サイトが表示されたときにより多くの人にクリックしてもらえるようにしたりする施策を行います。
検索エンジンと聞くとGoogleを思い浮かべる方も多いでしょうが楽天市場やAmazonにも検索対策がそれぞれにあります。
よく使う代表的なwebツールとしては…(今は頭の片隅にでも)
- Googleサーチコンソール
- GRC
- ランクトラッカー
…など。
「webマーケターは普段こんなの使っているんだな」くらいの認識で今は大丈夫です。
インフルエンサー施策
自社の商品やサービスをインフルエンサーに提供し、インフルエンサーにSNSやブログ等で紹介してもらう施策のことです。
インフルエンサーに紹介してもらうことで、
- 商品の認知度を高めることができる
- 消費者の購買意欲を高めることができる
- 商品の信頼度や安心感が高まる
…など。
このような効果を狙って施策を行い、特に新商品や知名度がネックになっている商品に対して行われることが多いです。
この施策で一番大変なのが、“インフルエンサー集め”になります。
自社でインフルエンサーやインフルエンサーの所属事務所に掛け合う場合と、インフルエンサー集めを代行している会社に依頼する2つの方法があります。
後者の場合だと、商品情報やスケジュールを共有することでマッチしたインフルエンサーが比較的簡単に集まります。
(ただし、費用がそれなりにかかります。)
しかし、前者の場合だと施策日は決まっているのに、なかなかインフルエンサーが集まらず血眼になって探す…みたいなことが起こりがちです。
SNS運用/管理
マーケティング施策として行うので、最終的には売上/利益につながるような戦略的運用が必要です。
- 企画/スケジュール立案
↓ - 投稿準備(画像/動画作成や下書き)
↓ - 投稿
↓ - エンゲージメント測定(いいねや保存数など)
この流れをひたすら繰り返し、かつインフルエンサー施策や広告配信などの他の施策と連動させることが多いので他部署や各担当者と綿密なコミュニケーションが重要になります。
最近ではYouTubeやTikTokのような動画コンテンツを作りこむケースも多くなっています。
LPO
“LPO=ランディングページ最適化”
(ランディングページ=自社のサイト だと思ってもらえたら。)
「広告や検索エンジンまたはSNSで自社サイトに集客はしたが、その後なかなか購買や会員登録に結びつかない…。」
この場合、
「自社サイトに問題があるのかな?」
といって仮説が立てられます。
その“問題”を探して改善するのがLPOになります。
例えば…
「お申込みボタンのクリック率をもう少し上げないとな」
「お申込みボタンを大きくして目立たせてみようかな」
といった感じです。
メルマガ施策
最近はメールの代わりにLINE公式アカウントで消費者とコミュニケーションをとることが多いです。
主に一度購入した方に向けて、再度購入を促したり、新商品を紹介したりといった目的で行われる施策です。
ただし、うまく運用/管理が行われないと、メルマガ解除やブロックが多発してしまいます。
読者に役立つ情報を発信しつつ最終目的である購買に結びつけるか、この辺りのバランスや企画力が非常に重要になってきます。
実際のところ楽しい?きつい?
結論、楽しすぎます。
もちろん、きつさや大変さはありますが、そこを含めても楽しさが勝ります。
どんなところが楽しいか、一言で言えば
“webマーケティングはゲーム性が非常に高いところ”
だと、私個人は感じています。
ビジネスでお金が動くことになるので責任は必ず伴います。
ただ、自分が描いた戦略の上で物事が進んみ、作戦がピッタリとハマった時は思った通り…時には予想の斜め上をいくような予想外な好結果が生み出されることも。
こんな時は本当にアドレナリンというか“脳汁”があふれ出る感覚がします。
ちょうど先日も、Amazonで1日2~3個しか売れない商品に施策を施したところ、20秒に1個売れるといった結果に。
他にもやりがいや楽しさもありますのでぜひ、下記の記事を参考にしてみてください。
しかし、先ほども少し触れましたが、
「きついな…」
「大変すぎる」
といった側面がwebマーケティングにはあることもありますし、これからwebマーケターになる方は必ず一度は経験します。
また、一度はwebマーケティングに飛び込んだものの辞めていく人が多いのも事実です。
これからwebマーケターを目指す方は、今回紹介した仕事内容と一緒にぜひ事前に“webマーケターのきつさ/大変さ”も知っておいてください。
必要なスキルは?どうやって身につける?
未経験からスキルを身につけるには?
まずwebマーケターへ転職に挑戦し、webマーケターとして働きながらスキルを身につけることをおすすめします。
理由は3つ、
- 給料をもらいながらスキルが身に付く
- 実戦に即したスキルが身に付く
- 一度転職できたら未経験のレッテルがなくなる
いきなりwebマーケターへ転職することによって上記3つのメリットが手に入ります。
もう少し詳細にお話しすると…
webマーケターへ転身する道として、
1つ目は先ほどお話しした“転職”
2つ目は“webマーケタースクールで学ぶ”
この2つがあります。
ただ、
「未経験をいきなりwebマーケターに雇う会社なんてあるの?」
「あったとしても競争率が高かったり、条件が悪かったりするんじゃないの?」
「スクールがあるなら学んでからの方が良くない?」
と思うでしょう。
実はwebマーケターを未経験で雇う会社はありますし、実際に私がコンサルティング会社にいたときも、ほとんどが未経験で入社していました。
企業や地域によりますが未経験の場合、年収ベースで280~320万円くらいです。
これくらいが未経験webマーケターの年収相場で“働きながらスキルを得られる”と考えたら決して悪くはないと思います。
しかし。
“競争率が高いのでは?”という疑問は正解です。
なので、まずは転職を目指して転職できたらラッキー。
転職が難しかったらスクールで学んで“スキルがある未経験”として転職に再挑戦、というのはいかがでしょう。
自分にできるのだろうか…。不安…
下記記事の“向いている人”の5つのうち複数当てはまっていたら、webマーケターとしては確実に素質がありますので心配はいりません。
webマーケティングには確実に“向き・不向き”があります。
未経験からスタートして活躍できるwebマーケターには共通点があり、それが記事の中で紹介している5つの項目です。
これまで数十人規模で、未経験からwebマーケターになる方々を見てきた中での共通点なので間違いはないでしょう。
「とはいえ、webマーケターの仕事内容を具体的に知った今だからこそ不安が…」
と、いう方はおそらく見たことないツールや用語に恐れをなしているだけでしょう。
マーケティングで重要なことは、地道に論理的に考える力です。
ツールや用語は後から覚えれば十分で、実際に私も全てのwebツールを使ったことがあるわけではありません。
ちなみに、私自身2014年までWordで文字を打つのが精いっぱいという状態から今に至っています。
まとめ
webマーケターがどんなことをしているかというと…
《全webマーケター共通の仕事》
- 目標設定/現状分析/課題の発見
- 計画立案
- 施策準備/実行
- 進捗確認/効果分析
《webマーケターが行う施策や手段》
- web広告配信/運用
- SEO対策
- インフルエンサー施策
- SNS運用/管理
- LPO
- メルマガ施策
《webマーケターが行う施策や手段》に関してはまだまだ紹介しきれないものもありますが、webマーケターになれば上記のいずれか必ず一度は触れることになります。
今回webマーケターの仕事内容を具体的に知って、
「難しそうだな…」
「自分にできるか不安…」
という方も多いでしょう。
初めから、ツールや専門用語をマスターしておく必要はありません。
それよりも>>【実例付き】webマーケティングに向いている人・向かない人で“向き・不向き”や地道に論理的に考える力です。
また、webマーケターになれば日常的にツールや専門用語を使わざる得なくなりますので特に心配する必要はないでしょう。
皆さんのwebマーケティングに関するお悩み/疑問を教えてださい。
また、webマーケタースクールを受講されたことのある方はぜひご感想を。
感想を頂けた方にはAmazonギフトカード(ギフトコード)をプレゼントいたします。