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“webマーケティングっ何?デジタルマーケティングとの違いは?”
“マーケティングというものがよくわからない…けど難しそうなイメージ。”
結論から申し上げれば、webマーケティングというのは皆さんが思っているほど複雑ではなく、また難しくもありません。
そこで今回は、
「webマーケティング業界に興味はあるけど、webマーケティングが何なのかよくわかっていない…。」
という方に向けてwebマーケティングとは何なのか?を理解してもらうことはもちろん、
「難しそう…」
という先入観も、図解を用いてわかりやすく解説していますので解消されることでしょう。
この記事を書いた私は…
愛甲太樹
ちなみに2014年まではWordに文字を打つことしかできませんでした。
現在、事業会社でwebマーケターとして活動する傍ら合同会社webコンサルタントの代表として企業のwebマーケティング・コンサルティングを請けています。
【図解】webマーケティングとは
webマーケティングとは何ぞや?を理解する前にまずは、
「そもそもの“マーケティング”とは何ぞや?」
を把握しておくと良いでしょう。
マーケティングとは上記の図の通りズバリ…
【商品/サービス】とそれを欲している、もしくは欲するであろう【ユーザー/消費者】とを効率的にマッチングさせること。
これがマーケティングであり、マーケターのお仕事の本質です。
マッチングさせるために、時にはテレビCMを使うこともあるでしょう。
また、web広告を使ったりチラシを配布したり、お店でクーポンを配布することもあるでしょう。
どんな手段で…というのはさておき、とにかくマッチングさせることがマーケティングなのです。
では一体、どうやってマッチングさせるのでしょうか?
【図解】マーケティングの流れ
上記の図は、消費者が商品/サービスと初めて出会ってから購買、さらには口コミや紹介などのシェアやリピート購入を行うまでの一般的な流れです。
基本的に人は①~④の流れで消費行動を起こしていきます。
マッチング成立(ここでいえば購入)までこぎつけるために、各フェーズで適切なマーケティング施策を計画し実行することで、マーケティングが成立するイメージです。
例えば…
トヨタのプリウスの広告が流れてきたとします。
その広告を見て、
「よし!明日プリウスを買うか!」
とはなりません。
マーケティングの始まりはまず①の
“商品を知ってもらい興味を持ってもらうこと”から始まります。
そしていずれ車を購入するタイミングになった時に以前、広告で見たプリウスを思い出すことでしょう。
そうなったときに引き起こされる行動が、②の
“他の商品と比較や検討”が始まります。
「本当にトヨタのプリウスでいいのか?検索してもう一度トヨタのサイトを見てみよう!」
「日産も見て他の車も試乗してみよう。」
「SNSでプリウスユーザーの口コミを見てみるか!」
といった具合に比較や検討を行うでしょう。
ここでしっかりと商品の情報があり、他の商品よりも良いと認識されると③の“マッチング成立(=購買)”となります。
更に購入したプリウスが大満足であれば、同僚にお勧めするかもしれません。
また、SNSに投稿する人も出てくるでしょう。
こうして④の“商品情報の共有/シェア”がなされていきます。
このように一例ではありますが、
ターゲットになる人に対して商品の存在を知らせる
↓
検索されたときのためにしっかり商品情報を記載し、いかに優れているのかアピール
といった効率的な流れを作れていることこそ
【各フェーズで適切なマーケティング施策ができている】状態といえるでしょう。
このマッチングの流れをwebで完結させることが、まさしくwebマーケティングなのです。
それではwebマーケティングではどのような手段/施策があるのでしょうか?
また、他のマーケティング領域にはどのようなものがあるのでしょうか?
【図解】webマーケティングの立ち位置
上記の図が各マーケティングの立ち位置と、主に使う手段です。
(ほんの一部です。)
webマーケターになるということはこの赤枠を主に手段として使い、商品とユーザーをマッチングすることになります。
ただ、webマーケティング(上記の図の赤枠)といっても、厳密にこれらだけで完結するわけではありません。
というのもweb広告は現在AIから送られてくるデータを利用することも多くなっています。
またアプリのダウンロードを目的とした広告を配信することもあります。
この場合、webとは異なったアプリ独自の計測設定をしなければなりません。
なので、webマーケターになった後もwebの領域だけでなく、デジタルマーケティング領域の知識も時に必要になるでしょう。
(もちろん全ての知識が必要なわけではありませんのでご安心を!)
ただし、難しそうな単語が出てくるだけで、マーケティング(商品と消費者のマッチング)というのはいたってシンプルなものです。
先ほどの①~④の各フェーズで適切なマーケティング施策を行えればいいのですから!
ここからはwebマーケティングに絞って具体的な解説をしていきます。
webマーケティングの“フェーズごとの手段”
webマーケティングでは各フェーズで上記のような施策を実施していきます。
(もちろん上記図解の施策は一部ではありますが。)
人の消費行動に合わせてwebマーケターは、ユーザー/消費者に必要な商品情報を必要な時に提供することで、徐々に購買(マッチング成立)まで誘導することができます。
反対に、思い付きのまま施策を行ってしまうと【商品/サービス】と【ユーザー/消費者】とをうまくマッチングさせることができません。
ここからは各フェーズとweb施策を合わせて解説していきます。
なお、詳細なweb施策の内容は下記の記事に写真付きで記載してあります。
ここから説明する施策の「イメージが付きにくい」また「よくわからない」場合はぜひ参考にしてみてください。
商品を知ってもらう/興味を持ってもらうフェーズ
商品を知ってもらう/興味を持ってもらうフェーズは、【商品/サービス】と【ユーザー/消費者】が初めて出会う場です。
ここで大事なことが、
“いかに目を止めてもらえるのか”
“強く記憶に残すことができるのか”
ということになります。
そのためにwebマーケティングでは以下のような施策を打ちます。
- インフルエンサー施策
- SNS広告
- 動画/バナー広告
- SNS投稿
- プレゼントキャンペーン
…などなど
皆さんもSNSの投稿や広告、インフルエンサーの投稿を見たことがあるかと思いますが、それを見てすぐに購入に至った、という経験はあまりないでしょう。
人はすぐに、容易に財布のひもは緩めてくれません。
しかし、それらを目にして、
「へぇー面白そう!」
「こんなのあるんだ。」
という感想は抱くでしょう。
まさにユーザーにこの感情を抱かせて、興味を引き、記憶に残して“気になる存在”になることがこのフェーズのweb施策の目的です。
そして、気になって興味を持ったユーザーがとる次なる消費行動が…
他商品と比較/本当に購入すべきか検討フェーズ
興味を持った次にとる行動が“検索”です。
何もGoogleやYahoo!だけが検索ではありません。
SNSで#検索、Amazonや楽天市場で商品検索などなど…
このフェーズで行うweb施策は、
- SEO対策(エスイーオー)
→主に検索で上位表示させる施策 - e-コマース(EC、いわゆるネット通販)
→物販であればAmazonや楽天市場などに出品 - 検索広告
→GoogleやYahoo!で検索したときに出る広告 - アフィリエイト広告
→成果報酬型の広告 - リターゲティング広告
→商品ページ訪問者をターゲットに配信
…などなど
商品/サービスに興味を持ったユーザーは、
「どんなものなのかな?買うのはアリ?」
「他の商品とどう違うの?」
といったように“検索”という行動を起こして自ら情報を取りに来ます。
そこでしっかり商品/サービスの情報を記載したり、他の商品とどう違うのかを明示する必要があるでしょう。
ここで更なる詳細な情報があることによって、
「買ってみるのもアリかな!」
というようになります。
購買フェーズ
買うことを心に決めたユーザーは、いよいよ購入すべく決済に向けた最終行動に移ります。
が、しかし。
ここまで来ても、
「買うまでがめんどくさいな…」
「ほしいけど、今でなくてもいいか」
といったように、最後【購入する】ボタンをポチッとする寸前で離脱してしまうユーザーが結構出てきます。
そのために
- LPO(エルピーオー)
→ざっくり…商品ページをより改善する - EPO(イーピーオー)
→ざっくり…購入フォームを改善する
…などなど
上記のような施策を行い、
“商品ページで今すぐ購入したほうがお得な理由を説明する”
“入力項目をできるだけ簡素化して購入しやすくする”
というように“ポチる寸前の離脱”を減らしていきます。
そして購入した後、ユーザー/消費者が商品に満足してもらえると…
リピート購入フェーズ
大前提として、リピートしてもらうには「また買いたい!」と思えるような“商品力”があることです。
(商品/サービスの中には住宅のようなリピートが発生しないような性質の商品はありますが。)
しかし、ユーザー/消費者はそう都合よく自らリピーターへとはならないことが多いです。
ある調査で再度購入しなかった理由をユーザー/消費者に尋ねた結果、7割超が「何となく」だったそうです。
このようにある程度、販売側からユーザー/消費者に向けて働きかけをする必要があります。
その時にwebマーケティングでは、
- メルマガ
- SNS
→主にLINE公式アカウントへ誘導 - リターゲティング広告
→購入者をターゲットに配信
…などなど
このように購入者へ再度働きかけることによってリピート顧客へ育成していきます。
シェア/共有フェーズ
ユーザー/消費者が、SNSでシェアしたり、レビューや口コミを書いたり、商品を他の人に紹介するといったシェア/共有は、
【商品/サービスが期待をはるかに上回った】
もしくは
【商品/サービスが期待をはるかに下回った】
場合に発生します。
なので、シェア/共有は必ずしも、良い評判ばかりが出回るわけではありません。
また、ここでなされた商品/サービスの評判や口コミが、他のユーザー/消費者の購買前の比較/検討の材料になります。
(ここで悪い評判やレビューがたつと後々、新規顧客を獲得するのが相当しんどくなります。)
このフェーズに関して、メルマガやSNSでレビューを促すことも行いますが、他のフェーズよりもコントロールがしにくいです。
というのも、わざわざ時間や労力を使ってレビューや口コミを書くというのはユーザー/消費者にとっては面倒でしょう。
ちょっとやそっと商品やサービスが良かった(もしくは悪かった)からといって、多くのユーザーは行動しません。
大きく期待値を上回ったor下回った時にしか行動には起こさないのです。
ここで大事なことが2つ。
- 商品開発
- 適切なマッチング/期待値コントロール
そもそもユーザー/消費者が使用して感動するような商品を開発/販売することです。
また、購買前に期待値を上げすぎても、使用後の大きな感動は生まれません。
(ただし、期待値をある程度上げなければ、そもそも購買されない…というジレンマ発生)
なのでこのフェーズは、商品開発を含めwebマーケティングが正しく行われたかどうかの最終評価といってもいいでしょう。
難しそう?こんな世界で働くwebマーケターとは
ここまでwebマーケティングについてお話ししてきました。
最後にwebマーケティング業界で働くwebマーケターという職業について軽く紹介していきましょう。
マーケティングとは…
【商品/サービス】とそれを欲している、もしくは欲するであろう【ユーザー/消費者】とを効率的にマッチングさせること。
でしたよね。
これを前提に、webマーケターとは…
【webを通じて顧客と商品/サービスを適切に、かつ効率的にマッチングさせること】
簡単に言えば、webを駆使して売れる仕組みを作り、売上/利益を生み出すこと。
手段がwebというだけで行っていることはマーケティング活動なのです。
なので、今回紹介したマーケティングの基本的な考え方をもとにwebマーケターは日々活動しています。
…ぶっちゃけ年収はどのくらい?
結論、webマーケターの平均年収は520万円と、日本の正社員平均年収の461万円より大きく上回っております。
このように平均年収が比較的高い理由は、人材不足です。
近年特に企業はマーケティング活動をwebに移行しています。
実際に日本のインターネット広告の費用は毎年のように上がり続けて、すでにテレビ広告を追い抜いていることからもwebマーケティングの需要の高さはうかがえるでしょう。
ただし、今後も平均年収が上がり続けるかというと、懸念がないわけではありません。
webマーケターの平均年収や今後の予測についてはぜひ、下記の記事を参考にしてみてください。
皆さんのwebマーケティングに関するお悩み/疑問を教えてださい。
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