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“webマーケターという職業に興味はあるけど実際どうなのかな?転職や勉強し始めてから後悔したくないな…。”
“IT、webブラックや長時間労働などのイメージはあるが、働き方を含めてきつさや厳しさを先に知っておきたい。”
結論から申し上げますとwebマーケティングの世界では今も、
「きつい…」
「やめとけ!」
と、言われている事実はあります。
そこで今回は、
若手webマーケター2名の取材を合わせてwebマーケティングの業界の“きつさ/厳しさ”をお伝えするとともに、
【なぜ、webマーケティング業界で“やめとけ”と言われ続けているのか?】
という理由やリアルな現場の様子をお伝えしていきましょう。
この記事をご一読いただければ、webマーケターの“きつさ/厳しさ”を先取りでき、転職や勉強し始めてから後悔することがなくなります。
「…そもそもwebマーケターってどんな人?」という方は下記を参考に。
この記事を書いた私は…
愛甲太樹
現在、事業会社でwebマーケターとして活動する傍ら合同会社webコンサルタントの代表として企業のwebマーケティング・コンサルティングを請けています。
webマーケターが語る“きつさ/厳しさ”
webマーケティングといっても仕事内容は多岐に渡り様々あります。
なので担当する業務によって大変なことはそれぞれにあるでしょう。
そんな中でwebマーケティングの世界で“きつい/やめとけ”といわれる代表的なものは以下の通りです。
- 長時間労働が常態化している企業がある
- 離職率が異常に高い企業がある
- 業界、企業によっては年収が上がりにくい
- 結果に対するプレッシャー
- 自分ではどうしようもない外部要因に振り回される
- 他部署や上司、クライアントに理解されないことも
①~③に関しては、入る業界/企業によって大きく左右されます。
なので、入る業界や企業を見極めることができれば避けることができるでしょう。
webマーケターは“どこ(企業/業界)に入るか”できつさ/大変さが大きく変わるという事実はあります。
ただ、程度の差はあれ④~⑥に関しては“webマーケターあるある”といってもよいくらい一度は経験するはずで避けることはできないでしょう。
webマーケ【きつい/やめとけ】6選
ここからは先ほどの6つの内容について実例を交えながら詳細に解説していきましょう。
①長時間労働が常態化している企業がある
コンサルティング会社や広告代理店のような企業相手に仕事をする会社ではよくあることです。(もちろん全てではないですが、遭遇する確率は高めです。)
このような会社は、一人で数社~数十社担当することになり、長時間労働になる傾向があります。
また、長時間労働が常態化している企業の求人を見てみると「固定残業制」を取っている場合が多く、固定残業45時間、中には60時間といった企業も。
実際、私も固定残業代が45時間付いている企業に勤務していたことがありますが、私自身は残業月平均10時間程度で30時間以上の残業は一度もありませんでした。
しかし、周囲では45時間を超えて、勤怠につけずにサービス残業を行ってゆうに80時間以上働いていた同僚もチラホラ…。
さすがに日々きつそうで、顔色は決して良くはなかったです。
ただ、こういった企業は未経験採用やポテンシャル採用も積極的に行っており、研修制度も充実していることが多く、また一人で複数社同時に担当できるのでwebマーケターとして経験は積めるメリットはあります。
②離職率が異常に高い企業がある
webマーケターの離職率が高い企業は広告代理店やコンサルティング会社だけでなく事業会社にもあります。
離職率が高いネガティブ要因は、企業ごとに異なるもののよく耳にするものは…
- 激務、長時間労働
- 上司やクライアントから無茶な要求が頻発
- ノリや意識の高さについていけない
→ベンチャー企業に多いです。 - 給与が上がらない
他にもあるかとは思いますが、上記がネガティブな理由での退職理由の主なものになります。
しかし、
“独立する”
“フリーランスに転向する”
といった理由での退職が他の職種よりも多いのもwebマーケターの特徴です。
この理由の場合は、むしろ社内でしっかりノウハウ、スキルが蓄積できるという裏返しでもあります。
なので、一概にwebマーケターの離職率が高い企業が“悪い”とは言えません。
ただし、1年で社内の半分の社員が入れ替わるような企業は、流石に何か問題があるとみてよいでしょう。
③業界、企業によっては年収が上がりにくい
この悩みをよく聞く業界・企業は、圧倒的に事業会社、特に通販サイトで単価の安い商品を主力にしている企業に多いです。
webマーケターの職域は物販だけではありません。
例えば、
- パーソナルジムやエステなどの高単価サービス業のマーケティング
- 不動産やビジネスツールなどの高単価商材のマーケティング
など、多岐に渡ります。
いわゆる“儲かりにくい”業界、1個数百円~数千円の物を多く販売して売上を立てるビジネスモデルの企業では年収が上がりにくい、上がり方が遅いなどの声をよく聞きます。
▼年収に関する詳細記事▼
webマーケター平均年収520万円、未経験では320万円だけど…
④結果に対するプレッシャー
webマーケティングは、企業の売上・利益を生み出す経営の“攻め”の役割を果たします。
なので期待が大きい分、それが大なり小なりプレッシャーとなって返ってくる側面は必ずあります。
企業や、担当するクライアントによってはwebマーケティングを
“即座に利益を生み出す魔法”
だと信じてやまないことも珍しくはなく、過剰な期待に過剰なプレッシャーをかけてくることも…。
自身が打ち立てた施策が予測よりも上手くいっても、上司やクライアントがそれ以上に期待を寄せていた場合、失望されることもよくあります。
なので、事前にどのくらいの結果が出ることを予測している旨を共有することでこのような事態を回避できます。
(それでも全て回避できないのがwebマーケターの悲しいところ…⑥で詳細を)
⑤自分ではどうしようもない外部要因に振り回される
webマーケターの仕事にSEO対策というものがあります。
SEO対策を簡単に説明すると、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで検索されたときに、自社のサイトを上位に表示させてサイトに誘導するというものです。
ただし、いくらこちらが対策を行っても、あくまで検索結果の順位付けは検索エンジン側が決定するもので不定期に順位付けを大幅に変えてきます。
(いわゆるコアアップデート)
なので昨日まで検索結果1位で表示されていたのに、翌日にはどこにも表示されていないということも…。
何度体験しても本当にガックリというか無力感というか。
これはほんの1例ですが、webマーケティングの仕事をしていると、こちら側のミスではなく外部要因でどうしようもないことが起こります。
(逆に外部要因で大きく成果を伸ばせることもありますが。)
自分でコントロールできること・できないこと、webマーケティングではこの“自分で全てコントロールできないこと”も多々あり、これに大きく振り回されることもあることは覚えておいても良いでしょう。
⑥他部署や上司、クライアントに理解されないことも
先ほども少し触れましたが、webマーケティングを
“即座に利益を生み出す魔法”
と、捉えている方々も結構多いです。しかも超低予算で。
なので、施策を立案して計画を説明すると、
「こんなに結果が出るまでに時間がかかるのか…来月にはもっとドカンっと売上は上がらないのか?」
なんて言われることもしばしば…。
>>【実例付き】webマーケティングに向いている人・向かない人でも触れましたが、webマーケティングは意外と地味で地道な世界です。
webマーケティングを熟知すればするほど、周囲との認識の差が生まれやすく“魔法のような”結果を“即座に”求められ説明に奔走することも。
私自身、実はこれが一番大変だと感じていますし、今でもこの悩みは尽きません。
【取材】webマーケター現場の声
今回も若手webマーケター2名に「きつかったこと」「辞めたいと思ったこと」について聞きました。
24歳 男性 SNSマーケティング担当
愛甲太樹
T.K
やっぱり一番きついのは
「コイツに任せれば何でもバズらせてくれるだろ」
みたいなプレッシャーですかね。
さすがに何でもバズるわけではないので。
愛甲太樹
T.K
SNSに対する周囲との認識の差は、ある意味この仕事の宿命だと受け入れています。
ただやっぱりネットニュースなどで「○○の商品がInstagramでバズっている」みたいに掲載されると
「よそは出来てなぜウチはできないのか?」
みたいな圧はヒシヒシと感じますし、クライアントによってはハッキリ言われます。
結構、胃が痛くなることもありますね。(笑)
29歳 女性 web広告運用担当
愛甲太樹
H.M
お給料の額はそれなりに頂いていますが正直、業務量と見合っているかというと…。
後は、配信設定ミスってないかな?という不安はいつも付きまといます。
愛甲太樹
ちなみに今どのくらいの企業数担当しているの?
H.M
なので月末・月初のレポーティング作業が結構大変です。
毎月残業が月末・月初に集中しちゃいますね~。
愛甲太樹
H.M
ただ、未経験からここまで経験や実績を積めたのも業務量のおかげだというのもあるので、もう少しここにいてもいいかな、というのが今の考えです。
ただ、webマーケターを辞めたいと思ったことは一度もないですね。
やっぱり私の中でキツい・辞めたいよりも、やりがいの方が上回っているのだと思います。
しかしこんな“やりがい/楽しさ”も!
ここまでwebマーケティング界隈で“きつい/やめとけ”といわれることについて話してきました。
しかし、webマーケティングには“やりがい/楽しさ”があることも事実です。
《webマーケティングの“やりがい/楽しさ”》
- 売上と直結して成果が見える
- 個人の能力で成果が大きく異なる
- 社運が大きく変わるほどの成果が出ることも
- 磨いたスキルで副業、独立もしやすい
webマーケターになれば、上記のようなやりがい/楽しさも間違いなく感じることでしょう。
なので必ずしも悲観することはありません。
また、webマーケターとしての素質を持ち合わせていれば必ず乗り越えることができます。
webマーケターに向いている人の特徴
「やっぱり自分にはできないかな…。」
「webマーケティングの世界、怖ぇな。」
なんて思った方もいらっしゃるでしょう。
でも大丈夫です。
これから紹介するwebマーケティングに向いている人の特徴に複数当てはまるれば、webマーケターになってもきっと乗り越えることができます。
《webマーケターに向いている人の特徴5選》
- 論理的、ロジカル、合理的
- 心理学が好き、思いやりがある
- コツコツ、地道な人
- 没頭癖、コリ性
- 好奇心旺盛、調べ癖
どんな仕事にも“向き・不向き”はあるでしょう。
ただ、webマーケターは特に“向き・不向き”がはっきりしています。
これまで未経験から大活躍するwebマーケターを何人も見てきましたが、やはり長く続けられている人や活躍する人は確実に上記の要素を持ち合わせていました。
(webマーケターに似た性格の人たちが多いのはそのせいかもしれません。)
なので上記のような素質があれば、たとえ壁にぶつかっても、やりがいや楽しさの方が勝って乗り越えられるでしょう。
webマーケターの“きつさ/大変さ”をあらかじめ知ることは大切なことですが、必要以上に不安を感じることはありませんのでご安心を。
ここまで興味を持って読み進めるような勉強熱心な方であればきっと大丈夫です。
まとめ
《webマーケターの“きつさ/大変さ”6選》
- 長時間労働が常態化している企業がある
- 離職率が異常に高い企業がある
- 業界、企業によっては年収が上がりにくい
- 結果に対するプレッシャー
- 自分ではどうしようもない外部要因に振り回される
- 他部署や上司、クライアントに理解されないことも
webマーケティングの世界も他の仕事と同じく、程度の差はあれど
「きつい…」
「やめとけ」
と、言われる部分があることも事実です。
ただ、どこの企業/業界にwebマーケターとして入るかによっても大きく違いが出ます。
特に年収の上がり方は、業界によって差が出やすいでしょう。
とはいえ、きついことばかりではありません。
他の職種ではなかなか経験できないような大きな成果を出すことができるのもwebマーケターの醍醐味でもありますし、独立や副業が容易なのも魅力です。
また、たとえwebマーケターになって壁にぶつかってもwebマーケターに必要な素質があれば必ず乗り越えられます。
なので、必要以上に不安に感じる必要はありません。
ぜひ、webマーケターに興味を持った方は目指してみてはいかがでしょう。
皆さんのwebマーケティングに関するお悩み/疑問を教えてださい。
また、webマーケタースクールを受講されたことのある方はぜひご感想を。
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